乳がんの基礎知識
乳がんについて
現在、日本女性の約13人に1人以上が乳がんにかかっています。これは30年前の約3倍の割合で今後も更に増加すると言われています。しかし、残念ながら、現在の医学では乳がんを予防することはできません。でも、早期であれば、約90%が治る病気です。早期で発見するためには、1か月に1回の自己検診と1年~2年に1回のマンモグラフィなどによる画像診断を含めた検診が大切です。まず検診を受けましょう!
マンモグラフィ検診には厳密な精度管理が必要と言われていますが、それは「良い機械」「放射線技師の撮影技術」「医師の読影能力」にかかっています。
私たちはこの3点をそろえ、皆様に精度の高いマンモグラフィ検診、乳がん検診を提供できることに自信をもっております。
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日本人における乳がんの年代別発生率

日本人における乳がんの発生者数と死亡者数の推移

乳がんになりやすい人はどんな人??
乳がんの直接的な原因については、まだはっきりとしたことはわかっていません。しかし、統計的な調査によって、乳がんの危険因子が次第に明らかになっています。
乳がんが増加している背景には、女性の社会進出にともなう晩婚化などで乳腺がエストロゲンにさらされている時間が長くなったことが要因として考えられています。また、閉経後は、エストロゲンが脂肪細胞でつくられるため、閉経後に肥満している女性では、乳がんのリスクが高くなるとも言われています。
乳がんになりやすい要因
- 40歳以上の方
- 未婚の方(30歳以上)
- 初産年齢の上昇(30歳以上)
- 授乳の減少
- 未出産
- 早い初潮(11歳以下)
- 遅い閉経(55歳以降)
- 肥満(特に閉経後)、動物性脂肪の過剰摂取
- タバコ・アルコールの過剰摂取
- 血縁者に乳がんになった方がいる場合
- 良性の乳腺疾患になったことがある場合
- 乳がんになったことがある場合
早期に発見すれば約90%が治る病気
乳がんが見つかっても、早くに見つけて治療すれば、より高い確率で完全に直すことができます。さらに乳房を温存しながら、わずかの切除手術でがんを取り除くことも可能です。
乳がん早期発見の秘訣は、「乳がん検診」を定期的に受けることです!あなたとあなたの大切な人のために乳がん検診で乳がんの早期発見を心がけてください。
進展度別 乳がんの5年生存率
