甲状腺の病気は6対1の割合で女性に多くみられます。甲状腺の病気は意外と身近にあるものですが、初期症状が身体のだるさや体重減少、疲れやすい等で気づかずに過ごされている方も多いです。
  甲状腺は喉仏の少し下にあり、気管を左右から取り囲むようにあります。通常では手では触れませんが、腫れてくると首が太くなったようにみえます。甲状腺からは甲状腺ホルモンが分泌されますが、女性ホルモンや男性ホルモンとは違って、男性にも女性にも共通のホルモンです。甲状腺ホルモンは体のあらゆる細胞の代謝活性を高め、生命の維持になくてはならないものです。甲状腺ホルモンがないと、オタマジャクシがカエルになれないとも言われています。
  甲状腺ホルモンは通常T3あるいはT4と言われます。血中の甲状腺ホルモンは脳の視床下部と下垂体により厳密にコントロールされています。血中の甲状腺ホルモン濃度が低下すると視床下部が感知してTRHというホルモンが分泌されます。このTRHが下垂体前葉に働き甲状腺刺激ホルモン(TSH)が分泌され、甲状腺でのホルモン産生が増加します。逆に、血中の甲状腺ホルモン濃度が高すぎるとTSHの分泌が抑えられ、甲状腺ホルモン産生は低下します。このネガティブフィードバックと呼ばれる機構により、血中の甲状腺ホルモン濃度は常に一定に保たれます。甲状腺の働きは血中のTSH、T3、T4を測定することにより調べることができます。

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